3月1日
昨日、いつものマルシンカメラで以前見た可愛いスプリングカメラと再会☆
コダックの「レチナIa」です☆
以前はもっと多くのレチナが入っていた気がしましたが
昨日行ったら、コレしか残ってませんでしたw
でも良いんです☆、このIaが一番可愛く見えたから☆
レンズは明るい50mm/F2.8です☆
背面にはこんな文字が☆
上から見るとこんな感じ☆
ちょっ・・・☆、信じられないほど可愛いんですが☆☆☆w
下からはこう☆、レンズの横に付いてるのは
どうもストロボのシンクロ接点の様な気がします☆
レンズ横にある緑色のレバーはX接点かM接点かの切り替えレバーでしょうね☆
左下のボタンはフィルムの巻き戻し時にフィルムガイドを空回しするボタンですが
全力で押し込む必要はありません!☆ww
私は最初爪の先で全力押ししてましたけど、物凄く重くて苦労してました★
実は指の腹で軽く押し込むだけで完全にフリーになります☆
リワインドノブは1段伸びますので、その状態で巻き戻せば少し楽になります☆
指を離すと一気に巻き戻したフィルムのテンションが緩くなって
またテンションを掛ける所からやり直しになりますw
フィルムを入れる時はパーフォレーションにフィルムガイドの爪を上下共に確実に入れます☆
ズレてしまったり、片方だけの引っかかりだと、フィルムを千切る可能性がありますのでwwwwww
巻き上げレバーを操作すると、レンズの周りのギヤを駆動してシャッターチャージする仕組み☆
レンズの最短距離は1mと控えめw
シャッター速度は最高1/500秒☆、意外と高性能☆
前玉は簡単に取り外せるので
レンズの清掃とか、簡単に出来ました☆
弄ってる感じはPen-Dに蛇腹が付いた感じです☆
同じ日に入手したセコニック L-28C2☆
これが無いと露出が分かりません☆w
入手直後にそのままフィルム入れて撮影してましたが
どう写っているのか楽しみです☆
3月2日
レチナ Iaの現像があがってきました☆
まだまだ露出計の使い方すら分からず、適当にやっていたのでw
かなりいい加減な撮影でした☆
たぶん露出計を太陽に向けて撮影してますw、逆でしたねww
いつものスカイビル☆、問題無い感じです☆
グランフロントの柱☆、点光源が入っても大丈夫みたいです☆
でも横長のライトが画面端で反射してるww、ボディ内部で反射してるのかな?
これはこれで何かの効果に使えそう?w
喫茶店の壁のオブジェ☆
この角度ならどこかにピンが来るだろうと予想して撮影☆ww
開放のF2.8では中心ですら滲んで解像度が低いっぽいですねw
F4だと少し締まって来ます☆、普通に使うのならここからですかw
F8だと背景も十分な締まり具合☆
右上の絵の流れは現像時の不具合でしょうねw
駅前の現像屋はもう使わないでおこう★、他にも変な染みが複数のコマにあったり
1つおきにコマが真っ青だったりしてた★
外光のスカイビルが真っ青なんて、いくらなんでも撮影時のミスでは無いからねw
F11だとこんな感じ☆
十分使えるカメラだと思います☆
しかし、巻き上げレバーが動かなくなる不具合が数回発生★
フィルムをベロが出るまで巻き戻して出して、巻き上げスプールを指で回転させたりすれば直るのですが
意外と面倒★
当然出したフィルムはまた戻すのですがww(もったいないし)
空送りはレンズを収納したまま巻き上げて、巻き上げロック解除ボタンを押して巻き上げての繰り返しで行います☆
3月4日
昨日撮影してたら、巻き上げ中に変な感触がして、フィルムが千切れました★★★
USJで撮影したフィルムがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!!!!!
ガーンッ!!★
まぁ、それはスマホのカメラでバックアップしてあるから良いとして・・・☆(備えあれば嬉しいな☆)
本格的な故障モードなので、さっそく分解して修理です☆
巻上げ部が故障なのか、シャッターユニットが故障なのか
イマイチ分からないので、まずはシャッターを見てみましょう☆
化粧板を外すのは物凄く簡単でした☆、この外し方は面白い!☆
内部はこんな感じで、リングの切り込みの回転でスローガバナーとかを調整してます☆
リングも簡単に外れますが、リングの切り込みに乗ってくるアームとかありますので、メモを忘れずに☆w
シャッターチャージ用のリングを持ち上げると、こう☆
シャッターのシャーシが削り出しで大変豪華なシャーシです☆
ここもアームが乗ったり落ちたりするのがありますので、メモしておきます☆w
綺麗に清掃して、ほんの少しの注油を行いましたが
何故か十分なシャッターチャージがされずに、シャッター幕が巻き上げ時に開いてしまったり
レリーズボタンがあがる時に開いたりw、不思議な動きをしました★
試行錯誤の末
指でシャッターチャージのリングを押さえながら回すと正常な動きをするので、シャッターユニットは大丈夫と判断☆
次は巻き上げ部分の修理をやってみます☆
巻き上げレバーのフィルムカウンターの内部はこうなっています☆
よく折れてしまうと噂のスプリングは健在?
いや、修理跡があります☆w、誰かが修理したカメラの様ですね☆
このスプリングはレバー操作のたびにカウンター1つ分移動する動きをして文字盤を駆動させます☆
動きが滑らかでないと無理が掛かって折れるのか、疲労で折れるのか?
文字盤の下のギアの下にあるスプリングのテンションが意外と強いので
ここの滑りが悪いと折れるのかもしれません★
巻き上げレバーの裏側☆
このレバーにはフィルムカウンターが1になるとレバーを固定するラッチが内蔵されています☆
カウンターが1になると、トップカバーにあるポッチにラッチが噛んで、レバーを固定します☆
フィルムを入れて2枚ほど空送りして、カウンターをセットします☆
24枚撮りなら25、36枚撮りなら37にセット☆
これが正常に動かないと、私みたいにフィルムを千切る事になります★ww
巻き上げ時の重さが意外とあるので、うっかりフィルムを千切ってしまうと思います★
レバー取り付け時も固定の僅かな誤差が、レバーの操作感の快適さに直結します☆
本当にw、ほんの僅かな固定の違いで大きな差がでます
外したトップカバーの中にあるファインダーはレンズ2つにスプリングとそれを覆うカバーのみ☆w
とても簡単な仕組みです☆w
巻き上げ部の内部はこんな感じ☆
巻き上げギアの回転で奥の板ギアを動かして、本体内部の1つ目のギアを回して
本体2つ目のギアに付いてるロッドが回転してレンズユニットのシャッターをチャージします☆
巻き上げレバーの巻き上げ途中の制御やロックは、レリーズボタン近くのレバーと大きな制御板でコントロール☆
しかし、この部分は完全にロックしており、全く動きません★
実はこの部分を分解するためには3つのビスを取らねばならないのですが
その内の1つが奥の板ギアの下にあって、板ギアを駆動させないと外せないのです★、どうする???
他の2つのビスを緩めて弄っていたら、不意に板ギアが動きました!!☆
今だっ!!、速攻で板ギアを引っ張り出して、板ギアにメンテナンス用の切り込みもあったので使って
板ギアをマイナスドライバーで固定しながら、奥にあるビスを外しました☆
良かった☆、分離出来ました☆
板ギアも外して清掃し、薄くセラミックグリスを塗布☆
他の各部も清掃とグリスを追加して組み立てました☆
組み立てる時はロックレバーがレバーの回転と同期して正常に動くようにギアを少しずつ確認しながら組み立てました☆
レバーを取り付けましたが、まだ全然正常には動きません★
シャッターチャージがやっぱり完全には出来ていない状態で使い物になりません★
ここまでか・・・・・・
何度か動かしているうちに気が付きましたw
シャッターチャージが完全に出来ていないのなら、どこかに余裕がありすぎるんじゃ?
それが原因で完全に出来ていないのなら、余裕を無くせばいいじゃん??w
動かしてみると、確かにシャッターチャージ用のレンズの周りにある板ギアがチャージリングに当たるまで
上の写真の余裕がありますw、これでは余裕がありすぎで、チャージが出来ないのも当たり前ですww
レバー駆動して、シャッターチャージが完全で、フィルムカウンター動作が完全なギアの組み合わせは一つしか無い感じですw
少しでもズレるとカウンターが動かなかったり★、チャージが不完全だったりします★
ビスを緩めて、板ギアを浮かしながら、レンズ横のチャージ板ギアをピンセットで動かして1ギアずつ調整☆
この辺は根気勝負ですね☆w
シャッターチャージが完全で、フィルムカウンターも動いて、1になるとロックが掛かる状態に組み立てられました☆
これで完全なレチナ Iaに組みあがったはずですが、例の板ギアを固定しているビスが緩むと
板ギアと本体のギアの連結がズレてしまって、ギアの破損や同期の失敗が起こって故障するのは確実なので
少なくとも本体中央にあるビスだけはゴム系接着剤とかで簡単な緩み止めをしておくべきだと思います☆
(コレクションなら別ですが、実用機として使い続けるのならw)
巻き上げ動作は力が掛かるので、絶対にあの3つのビスは緩んでくると思いますw
板ギア奥のビスの緩み止めは無理として、やはり見えているビスの2つは緩み止めが欲しいですね☆
これで安心して使えるカメラになりました☆
たぶん大丈夫だと思います☆ww
故障したら、またそれはお楽しみという気分で付き合うカメラだと思いました☆ww
3月12日
6日に撮影してきたフィルムが出来あがってきました☆
意外とボケますね☆
歪みも少ない感じです☆
ありゃ?、なんかおかしい???
右半分か、下半分に何かが・・・、まさかこれは・・・?
こっちには入ってない?
これはかなりハッキリ見えます★
蛇腹のどこかから光線漏れしてます!!★★★
蛇腹とフレームとの接着が剥がれて、隙間から光線漏れしてました★
蛇腹の内側から真横に光を当てないと全然判りませんでしたが
隙間に薄い紙を差し込んでやると、完全に貫通してるのが判ってしまいました★
写真の赤い部分が蛇腹とフレームが外れた部分★
持ち歩いている間、ここから僅かに光が漏れ続けていたみたいです★
蛇腹を接着後、フィルムマスク部分が微妙に光っているので
フィルムと90度の角度の部分を艶消し塗装しました☆
これで画面端の光の反射が減れば良いのですけど☆w